丹波篠山栗

丹波篠山の風土、歴史、人が培う栗の里

 丹波栗は、平安時代から親しまれており、その歴史は深いものです。
 927年には、朝廷に献上される栗の産地として「丹波」が記されています。
 また、江戸時代の文献には、丹波栗の大きさと品質の良さが称賛されています。

 丹波の大名が将軍に栗を献上したことや、武士たちが栗を購入して持ち帰ったことから、丹波栗の名は全国に広まりました。
 地名にも「栗」が使われていることから、地域に根付いた農産物であることがわかります。

 現在、丹波篠山市では約3万本の栗が栽培されており、114ヘクタールの農地で多くの農家が丹波栗を生産しています。
 丹波ささやまは、標高600mから800mの山脈と200mの肥沃な盆地があり、寒暖差や良好な気候条件が栗の成長を助けています。

 丹波栗は「大粒」、「美しい光沢」、「上品な甘さ」、「心地よい食味感」を持ち、全国的に高い評価を受けています。
 栗は、秋の訪れを感じさせる食材の一つで、豊かな風味と栄養価が特徴です。
 実りの時期は9月から10月でこの時期になると、栗の実が熟し、イガが割れて中の栗が顔を出します。
 栗の木の下で、子供たちがイガを探す姿も秋の風物詩となっており、栗の収穫は季節の楽しみの一つと言えるでしょう。
 収穫後は、焼き栗や栗ご飯、栗の渋皮煮など、さまざまな料理に利用されます。
 この時期には、多くの観光客が丹波栗を求めて丹波ささやまに訪れます。

接木を行う栗部会員
栗の集荷

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