丹波篠山市の特産物の一つ「丹波篠山黒豆」の収穫作業が11月下旬から始まっています。
生産者は黄化が進んだ株から順に葉取り作業を行い、乾燥、脱粒作業に取り組まれています。
黒豆の中でも一番の大粒種で、お正月のお節料理に欠かせない食材として、年間を通じての煮豆用として重宝されています。煮ても皮が破れにくく、ふっくらつややか、濃厚な深い甘みが特長。
生産者が収穫した黒豆は各集荷場に集められ、機械や手作業で選別されます。
黒豆栽培を続けて20年以上になる岸本康宏さんは、収穫した黒豆を稲木にかけ、土地の気候を生かした自然乾燥を実施。株の根本を切るのでなく、根っこごと引っこ抜き、手際よく稲木にかけていました。
岸本さんは「機械で乾燥させるのではなく、自然の気候を生かして穏やかに乾燥が進むようにしています。できるだけ昔ながらの方法で、手作りの良さを生かした美味しい黒豆を作り続けたい」と話されました。
丹波篠山黒豆は12月中旬頃から、小売店や百貨店を中心に全国に流通するとともに、ファーマーズマーケット味土里館や特産館ささやま、オンラインショップで販売する予定です!